空き家放置のリスクが高くなって来ていますよね。
国土交通省の発表によると、特定空き家に対する強制代執行の件数も年々増え続けています。
強制代執行の費用は自分持ちですし、「自分でやっていれば、こんなに高額にはならなかったのに……」なんて事も多いです。
もちろん、台風・害虫発生・樹木による近隣への被害リスクもありますし、「3年10か月以内に売却完了しないと税金が激増」というタイムリミットもあります。
でも、
「家の解体費用を払えない……」
という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、解体費用がなくても出来る空き家対策を5つご紹介しますね。
リスク回避のために、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
目次
家の解体費用を払えない……解体費用なしでできる5つの対策
「土地を手放す」「手放したくない」で、選択肢が変わります。
手放したくない場合は、どうしても苦しい方法になってしまいます。
土地を手放したくない場合
1:解体ローンを利用する
全国の多くの銀行などでは、解体費用のローンが用意されています。
どうしても手放したくない・すぐに手放す予定がない場合は、銀行に相談してみましょう。
土地を手放す場合
2:空き家の扱いが得意な仲介業者を利用して売却
解体せずそのまま売る方法で、今回ご紹介する5つの中で最もおすすめの方法です。
そのままの状態で手放すことで現金が得られれば、それが一番ですよね。
とはいえ、
「だーかーらぁー、解体しないと売れないから困ってるんだよ……」
という状況なわけですが……。
でも、空き家の扱いが得意な仲介業者を利用すれば解決します。
大前提として、かならず相見積もりをとる
まず知っておきたいのは、「不動産屋には、それぞれに得手・不得手がある」といことです。
具体的には、
- 「うちは古い家は苦手なので……新しい家は得意なんだけどね」
- 「うちは権利が複雑な案件はNGなので」
- 「うちは事故物件は避けてるので……」
そのため、あなたの資産が
- 資産価値がない
- 権利関係が複雑
- 事故物件
- 再建築不可
そのため一社だけでなく、かならず相見積もりをとりましょう。
一括査定サービスにも注意が必要です
一括で複数業者の見積もりをとれるサービスはたくさんあるので、それらを活用すると楽です。
ただし、サービス選びが重要です。
通常の一括査定サービスでは、”提携先の業者に情報を流すだけ”です。
提携先の業者には、上の方でご紹介したような得手・不得手があります。
その結果、あなたの資産と相性が悪ければ、断られたり、買い叩かれたり、期間がかかったりします。
一括査定の意味がないですね……。
空き家の扱いが得意な一括査定サービス『不動産売却どうする?』
『不動産売却どうする?』という一括見積のサービスを利用すれば、相性の悪い業者に当たるのを避けられます。
『不動産売却どうする?』というのは、交渉が進みにくい案件に特化した仲介サービスで、
↓
その案件が得意な業者ばかりなので、話がスムーズに進みやすい、適正な査定をしてもらえる
「断られる」「決まるまで期間がかかる」「買い叩かれる」などのリスクを減らせるで、まず最初に検討してもらいたい選択肢です。
詳細・ご利用はこちらからどうぞ
公式サイト⇒お困り不動産の【不動産売却どうする?】
/相談は何度でも無料です\
3:買い手が決まり、現金が入ってから解体する
まだ建物が残っている状態で売りに出し、買い手が決まって現金が入ったら解体して渡す方法です。
売れるまで固定資産税がそのままというメリットがあります。
(家を解体した状態だと、固定資産税がハネ上がります)
ただし、解体費用が高くついた場合、土地代から足が出てしまうリスクがあります。
4:寄付する
自治体に寄付する形で手放す方法です。
自治体によって異なりますが、「利用目的がない空き家は受け付けてもらえない」というデメリットがあります。
「小さい公園にする」「防災倉庫にする」などの場合はOKになることもあるので、自治体に相談してみましょう。
5:無償譲渡
「予算はないけど、古い家をDIYで自分の思い通りに改良しながら住みたい」という人の需要が増えてきています。
需要増に合わせて、「建物を残した状態で手放したい方」と「DIYしたい方」をマッチングさせてくれる、『みんなの0円物件』というサービスが登場しています。
テレビなどでも取り上げられているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
『みんなの0円物件』を利用すれば、短期間(早ければ即日)で話が進みやすいというメリットがあります。
また、思い出のある家を大切にしてもらえるのもうれしいです。
サービス内容は↓の2つが用意されています。
- 0円プラン(0円で済むコース。相手との交渉などを全部自分でやる)
- おまかせプラン(完了時に16万5千円払うコース。交渉などをサービス運営会社が代行してくれる)
詳細・ご利用はこちらからどうぞ
公式サイト⇒【みんなの0円物件】
よくある審問と答え
そもそも、空き家を放置するリスクって?
相続した家を空き家のままにしておくと、↓のようなリスクがあります。
- 特定空き家に指定される
- 相続から約3年以内に手放さないと、節税の特例を受けられなくなる
- 台風・害虫発生・樹木・火事などによる、近隣への被害・トラブル
- 資産価値の低下(手放すのが難しくなる)
- 解体費用が高くなる場合がある
くわしい話は
こちらのページ⇒空き家を放置するとどうなる?解体する・しないのメリット・デメリットを解説
でご紹介しているので、ここでは簡単に説明しますね。
損壊・樹木が伸び放題・害虫や悪臭の発生などが進むと、特定空き家に指定される場合があります。
特定空き家に指定されると、「住宅用地の軽減措置」の対象外になり、固定資産税は最大6倍、都市計画税は3倍になります。
また、対応を求められ、対応しないと強制代執行される場合があります。
強制代執行された場合、費用は自分持ちで、しかも「自分でやってればこんなに高くならなかったのに……」となりがちです。
さらに、相続による税金負担を抑えるための特例は
被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例:相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで
つまり、すごくざっくり言うと、空き家のまま放置したら、
不動産の扱いは時間がかかる事も多いため、「3年あるんでしょ?」と油断せず、早めに行動しましょう。
また、上の方でもご紹介したように、まずは『不動産場棄却どうする?』で一括されるのがおすすめです。
詳細・ご利用はこちらからどうぞ
公式サイト⇒お困り不動産の【不動産売却どうする?】
/相談は何度でも無料です\
家の解体費用を払えないと、どうなるの?
強制代執行まで話が進んでしまった場合、費用は自分持ちで、しかも払えないと
- 財産差し押さえ
- 自己破産しても、支払い義務は消えない
- 本来なら申請できたはずの補助金が、行政代執行の後だと、適用が非現実的になる
特定空き家は、いきなり強制代執行ではなく、助言・勧告~強制代執行まで数ステップあります。
時間が経つほど状況が悪くなっていくので、助言・勧告を受けたら、すみやかに対応しましょう。
くわしくは↓のページでご紹介しています。
こちら⇒空き家の行政代執行の費用は誰が払う?払えない場合は?わかりやすく解説
事前に確認しておきたいこと
どういう方法で進めるにしても、事前に
- 名義をハッキリさせる(必要なら名義変更する、共同の場合は全員の同意をえるなど)
- 物件の状況を把握しておく(劣化や雨漏りなどの状況、シロアリなどの害虫状況など)
名義に問題があると、途中で話を進められなくなります。
また、相続登記には時間がかかります。
相続登記は自分でもできますが、司法書士にお願いした方が楽で早いです。
家の状況をしっかり把握できていないと、たとえ本当に知らなかったとしても、あとから責任を追及される可能性があります。
このページのまとめ
空き家の解体費用がない場合でも、
- 解体ローンを利用する
- 空き家の扱いが得意な仲介業者を利用して売却
- 買い手が決まり、現金が入ってから解体する
- 寄付する
- 無償譲渡
1と3・4はリスク・デメリットがあるので、現実的な選択肢は2・5になります。
とくに2の「空き家の扱いが得意な仲介業者を利用して売却」は、早期に完結しやすく、売却益も得られるので、まずは2を検討されるのをおすすめします。
ただし、通常の一括査定だと、記事中でもご紹介したように、「断られる」「買い叩かれる」「長期間、話が進まない」というリスクがあります。
(お近くの業者に相談された場合でも同じです)
そのため、『不動産売却どうする?』のような、案件に適した業者と仲介してくれるサービスがおすすめです。
詳細・ご利用はこちらからどうぞ
公式サイト⇒お困り不動産の【不動産売却どうする?】