家を解体する時って、やらないといけない事がいくつもあるし、お金がかかるしで、
「これって必要なの?必須?」
と思う項目もありますよね。
お祓いもその一つです。
最初に答えだけ簡単にご紹介しておくと、
実際、お祓いするケースはかなり少ないです。
でも、身内に一人でも「やらないと気持ち悪い……」という方がいらっしゃる場合は、やった方が無難
です。
家を解体する時、お祓いって必須?
お祓いは、必須ではありません。
ご本人が「やらないてもいい」と判断すれば、やらなくてもOKです。
また一般的には、お祓いするケースはかなり少ないです。
ただ、長い間ずっと大切にされて来た風習ですし、宗教観とか思想とかに関係なく、人生の出来事と神仏をなんとなく結び付けて感じる方は多いのではないでしょうか。
人生って、良い事・悪い事、いろんな事が起こりますよね。
そして万が一悪い事が起きたとき、「あの時お祓いしなかったから」と考えるかもしれません。
さらに、身近な人に悪い事があったとき、「あの時、あんたがお祓いしなかったから!!」なんて話になるかもしれません。
そのため、必須ではありませんが、身内に一人でも「やらないと気持ち悪い……」という方がいらっしゃる場合は、やった方が無難です。
家を解体する時にお祓いしてもらう対象と、費用の相場
家を解体する際にお祓いの対象となるのは、↓の4つです。
- 家そのもの
- 神棚
- 井戸
- 古くからある木
家のお祓いはしない場合でも、神棚はしっかり処分するのが一般的です。
井戸や古い木は家に準じますが、解体業者さんが簡易的なお供え物をする場合もあります。
「何もしないのはちょっと……」という場合は、業者さんに相談してみましょう。
※その他、仏壇の閉眼・処分もあります。(こちらはお坊さんです)
仏壇の扱いについては、↓のページでくわしくご紹介しています。
こちらのページ⇒家の取り壊しの際の、仏壇の扱い方・処分方法と相場をわかりやすくご紹介
相場はどれくらい?
神社にお願いする場合、費用が明記されている場合と「お気持ちで」の場合があります。
上でご紹介した「家」「神棚」「井戸」「木」は単独だと、
お供え物や交通費も含めたトータル:5万円程度
家のほかに神棚・井戸・木もお願いすると、一つごとに1~3万円程度プラスが目安です。
さらに
- 業者さんがテントを設置
- 食事代
- 近隣への挨拶(菓子折り代)
お祓いが終わったら、神棚はどうするの?
お祓いが終わったあとの神棚は、↓の4つのいずれかで処分します。
- 自治体のルールに従ってゴミとして処分
- 購入したお店に引き取ってもらう
- 解体業者さんに、家と一緒に処分してもらう
- 神社でお炊き上げ
詳細は
こちらのページ⇒家の取り壊しの際の、神棚の扱い方・処分法
でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
このページのまとめ
「家を解体する時のお祓いは必須か?」
の答えは、
「必須ではないけど、ご家族に抵抗を感じる方がいらっしゃる場合は、やってもらった方が無難」
となります。
ただ、どうしてもそれなりの費用がかかるので、費用と気持ちのどっちを大切にするかになります。